ゆたかな下郷町の自然-012/105page

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(4)高山植物
三本槍岳は、標高1916.9メートルの高山である。昔、若松から、江戸(東京)へ殿様も通ったことのある松川街道、または、会津中街道ともいわれる道がある。今は、林道として開発されて、会津落合から十文字、野際新田、大峠(標高1468メートル)をこえて三斗小屋(栃木県)へ通ずる。下郷町自然マップ(郷土の山々)でもわかるように、この辺一帯は高山が多く、夏ともなると多くの登山者が訪れる。
ここでは、大峠付近の高山植物の一部を取り上げてみた。機会があったら、一度訪れて美しいお花畑を観察してみてはいかがですか。登山は、大人の人といっしょにしましょう。
大峠は、福島県(下郷町)と栃木県との県境です。
大峠から流石山にかけての傾斜面に咲き乱れるお花畑
【大峠から流石山にかけての傾斜面に咲き乱れるお花畑】
7月下旬に訪れた時には、ニッコウキスゲ・ヒメシャジン・ウスユキソウ・タテヤマウツボグサ・マルバダケブキ・ネバリノギラン・ハクサンフウロウ・ミヤマカラマツ・アカバナシモツケ・ヒトツバヨモギ・ガンコウラン・などの高山植物が咲きほこっていた。
7月末には、ニッコウキスゲがまっさかりとなる。
大峠の道標(みちしるべ)のひだりの斜面が流石山
【大峠の道標(みちしるべ)のひだりの斜面が流石山】
・左←三斗小屋温泉
・右→野沢新田とあるが、野際新田のまちがいである。
ここが、栃木県と下郷町の境である。


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