ゆたかな下郷町の自然-055/105page
◆ガ(蛾)
ガは人間にきらわれる虫のひとつである。よく観察するとか(蛾)は美しい。卵も、幼虫も、成虫もいろいろな形のものがある。それにはいろいろなわけがある。
敵から身をまもるため、敵をおどろかすため、そのほかいろいろなわけがあるようだ。ガの成虫は、ほとんど夜飛び回る。チョウ(蝶)とガ(蛾)は似ているが、違う。
ガの特徴は、
・しょっかく(触角)が糸状か、くし状である。
・はねをやね状にたたむ
・後ばねのまえのふちに、前ばねとつながるさし毛のあること。
ガの幼虫は、ほとんどが植物の害虫である。
・スズメガのなかまは、花のみつをすう。
・シャクガのなかまは、幼虫がシャクトリムシと呼ばれ、クワエダシャク、ウメエダシャクなどがいる。
・ヤママユガのなかまは、大型で、オオミズアオ、クスサン、ウスタビガ、ヤママユガなどがしられている。また、ドクガもいる。
【ヒトスジマダラエダシャク】
(シャクガ科)
シャクというのは、尺取り虫(しゃくとりむし)の尺からきている。この仲間は非常に多い。
ウメエダシャク・スモモエダシャク・クワエダシャクなど、梅、李、桑の木などもしられている。
ガの幼虫が尺取虫なのである。
※夜電灯のあかりなどに集まる。
夏の夜、外に電灯をつけてガのくるのを待って、ガを採集してみよう。
たくさんのガを採集することができる。
夏の朝早く橋や建物の外灯の下をさがすと、ガや、カブトムシや、クワガタの採集ができる。