舘岩村要覧 -015/028page
舘岩を観る。踊る。食る。笑う。夏まつり。
たていわのゆとり空間は家族ぐるみ型
ここ東口本では「沢」、西日本は「谷」と称し日本が世界に誇る渓谷美。カエデの赤、ナラの茶、ブナの黄色、ハンノキの緑、…そして、満天の星屑のランプ。たとえば秋の交流プランは天然の艶やかな装いに包まれています。 *おもな村民交流歳時記/12月中旬〜4月中旬スキーシーズン。4月1日〜9月30日岩魚釣り解禁。4月、民俗・湯ノ花神楽。5月は尾瀬の山開き。6月第2日曜、田代山の山開き。6月上旬、会津高原新緑祭り。6月下旬、渓流釣り大会。7月上旬、村民健康ウォーク。渓流釣り大会。7月下句たていわ夏まつり。8月バカンスシーズン。9月、村民球技大会。村民レク大会。10月上旬、会津高原紅葉まつり。10月第3日曜、ゴーマン杯マラソン大会。10月第4日曜、たていわ新そばまつり。大宮市舘岩村親善ツーデーマーチ。11月、村民文化祭。12月、民俗・正月行事。1月、民俗・歳の神。舘岩村スラローム大会。3月、民俗・百万遍。日刊スポーツ杯スキー大会。
*1992(平4)玉川大学の指導により「たていわ太鼓」創作。
*1990(平2)民俗・木遣り復活。
*おもな生涯学習講座/スポーツ教室/あそびの教室/ボランティア学級/しらかば学級(女性向) /ことぶき学級(一般向) /福祉とふれあい教室/高齢者のつどいなど。
民俗/盆踊り
民俗/木遣り
創作/たていわ太鼓
民俗/さいのかみ 中山峠のトンネル越えりゃ
ここは舘岩 なつかしや
村には曲り家 豊かな出湯
こころ洗うよ 川の音
みんな輪になれ 舘岩音頭
踊りゃ こころの花が咲く
大宮市立少年自然の家のスタッフが詠んだ舘岩音頭に魅せられ、村まつりの盆踊りの輪が幾重にも広がり、ヨーイトショの掛け声が環首都圏の帝釈山脈直下の谷間にこだまします。
ここは天領。江戸幕府直轄の会津・南山御蔵入の床しい民俗や創作イベントが、山里の澄みきった夜空の星くずのファンタジーと、友情のメッセージの温もりに抱かれ、ふるさとの子守唄として歌い継がれていくのです。
遠く奈良時代の律令制度の基礎集落の名残なのでしょうか。ここには、壁斗戸、伊与戸など『戸』のつく地名がエキゾチックです。それに、アイヌ語のチャシにも通じるのでしょうか、村名に冠する『舘』のルーツ。古代国家最前線の砦の意もあるといわれます。
21世紀はふるさとを感じるゆとり空間づくりの時代。暮らしの多様化に伴う混住化が進む今こそ、わたくしたちは、この山懐深い土地柄をこよなく愛したであろう先人に学び、社会の原点である『群がり』が語源ともされる、『村』の温もりを感じる郷土づくりに老若男女の英知と活力を集めます。