秘境檜枝岐 - 004/013page
庖瘡神…………………全国三庖瘡神社の一つ 元九年の秋、全国的に庖瘡が流行した時に、村内でも村人の大多数が感染したと言うことである。その時庖瘡にかかって発熱した子供が悶え苦しんで口ばしったことには『自分は庖瘡神である、信濃国善光寺に鎮座していたが放火されて社殿が焼けた時にそこを飛び出して諸国を廻りながら此の村に来たのだ』とのことで、それ以来鎮守神の境内に鎮座されている。当社は全国三庖瘡神の一社でもあり昔から他村からの参拝者も多かったと言うことである。