わたしたちのまち新地-142/146page
あんこ地ぞうのいわれ
小野さん
元禄といわれたころに,「家山」というぼうさんが全国をまわって,小川がいちばんすみやすいところだといって,この地にすみました。
こどものすきなぼうさんは,いつもこどもにかこまれ「子安家山坊」とよばれ,したしまれました。
やがて年をとったぼうさんは,地ぞうさんをつくり,みんなのしあわせをねがいながらなくなりました。
そのあと,あんこもちをつくり地ぞうさんにあげ,その半分をいただいてたべると,「かさこ」がなおるというひょうばんになりました。
今も小川の人たちは,8月23日に,みんなであんこもちをつくり,地ぞうさんにあげ,地ぞうさんの前でぼんおどりなどをしてくようをしています。