浪江町勢要覧 -004/015page
町の移り変わり 浪江町の横顔
Namie Town Profile
浪江町は、福島県の最東端「東経141゜2’49"」 に位置しており、乗は太平洋、西は阿武隈山系の 稜線まで延びています。面積は223.10kuで双葉 郡総面積の4分の1を占めています。町の北部を流れる請戸川、南部を流れる高瀬川 は河口近くで合流し、請戸川となって太平洋に注 いでいます。
南北には、JR常磐線と国道6号が平行して走 っており、この6号を基点として県都福島市に通 じる国道114号が町を東西に横断しています。
気候は東日本型海洋性で年間平均気温12.5℃と 温暖です。
The History of Namie
浪江町は、むかし陸奥国の一部梁羽国でしたが、 和銅奥州藤原氏の母方の親類といわれる海東小太 郎成衡が磐城国に勢力を張り、その四男標葉隆義 が標葉郷を領しました。その後、二百数十年間勢力を保ちましたが、明 応元年(1492年)より相馬領となり、明治維新 に至りました。
明治22年、町村制施行により、浪江村・請戸村・ 幾世橋村・大堀村・苅野村・津島村の6か村が誕生。 さらに明治33年に浪江村は浪江町となりました。
昭和28年、町村合併促進法により、浪江町は 10月10日をもって請戸村・幾世橋村と合併、次 いで昭和31年5月1日をもって大堀村・苅野村・ 津島村と合併し、今日に至つています。
平成8年11月には、21世紀における町のさら なる発展と町民サービスのより一層の向上を図る ため役場庁舎を新築しました。
また、町では未来の町づくりとして、常磐自動 車道の延伸に伴う国道114号拡幅改良など幹線道 路網の基盤整備をはじめ、電源開発との共生によ る産学官構想(企業・大学・研究機関の誘致)、 請戸漁港を機軸にした、活魚直売施設の新設、更 には(仮称)健康科学プラザなど新たな町つくり を目指すとともに、豊かな自然と調和した自立的 な地域つくりを計画しています。