探検、発見 すてきな浪江町-059/077page

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でんとうてきな工業「大堀相馬焼」
『大堀相馬焼のれきし』
大堀相馬焼は、福島県双葉郡浪江町の大堀地区でせいさんされている陶器です。昔は相馬藩内でせいさんされるとう器すべてを相馬焼とよんでいましたが、げんざいではさん地名とあわせて「大堀相馬焼」とよばれています。
今からおよそ300年前、藩士半谷休閑様の家来である左馬という人によって始められたといわれています。そして、しだいに近くの村々へと伝えられていき、江戸時代のおわり(今から約150年前)には、100戸いじょうのかまもとがありました。
しかし、明治時代に入ると藩のえんじょもなくなり、また、交通の発たつとともにほかの産地との競合も大きくなって、大正時代(今から約90年前)のころには、かまもとが30戸とかなりヘってしまいました。
そして、昭和時代となりさらに戦争による大きなだげきをうけましたが、戦後、ふっこうして昭和53年には国の伝統的工芸品としてのしていをうけ、げんざいではそれぞれのかまもとが21世紀へむけての新せいひんのかいりょうにどりょくしています。
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