心なごむ高原の里 かつらお -003/003page
葛尾村・四季の表情
薬草としても知られるセンブリの美しい花は、人の目をさけるように山合いの傾面に ひっそりと咲いています。
初雪の小出谷の坂を登れば、ツートンカラーの世界です。朝日を浴びて輝く白銀は、時の流 れを忘れさせてくれます。
こもれ日を受けた山すそでは、ワラビやゼンマイなど の春を告げる姿を時々見かけることがあります。
郷土文化保存伝習館:現在の葛尾村を築き上げてきた人たちの功績を偲び、 また感謝の念を伝えるため、民俗資料として大切に保存展示されています。
葛尾大尽屋敷跡には、享保年間、京都東御門内御跡遠 藤兵部の娘、おいね夫人が嫁入りに際し持参移植したと 伝えられる京桜が、今も華麗な昔をしのぶように咲き続 けています。
葛尾大尽屋敷跡:
松本家の祖は、時の左大臣藤原魚名氏の末裔で、信州葛尾城主の系譜で、親家の嫡男 親照が大永2年相馬顕胤公に仕え、田村の境目押しとして葛尾郷(百六十石五斥)を賜り、 当地に居住6代目好倉より11代目に亘り栄華を誇りました。邸宅跡は2ヘクタール余に及び築城用石を用いて、池は近海ハ景を形どる など豪荘を極め、磨崖仏など往時をしのばせるものがあります。
明治4年と昭和8年に2度の火災にあい、建造物の大半を焼失しましたが、 享保年間に京都より持参移植したと伝えられる京桜は、現在でも春の開花時 には、訪れる人たちの目を楽しませています。
MADE IN KATSURAO〜自然味あふれる葛尾村の特産品〜
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