福島県とわが川内村の農業 - 006/030page

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では、ひどいむし暑さになります。阿武隈高地や奥羽山脈、会津の山間部はあまりに暑くなく、11月末になると会津の山には雪がふりはじめます。会津の冬は雪が多く、半年間も雪がつもっているところもあります。

 これは会津の山に大陸から日本海をわたって冷たいしめっ季節風(きせつふう)がふきこんでくるためです。中通りや浜通りの平地では、冬は晴れた日が多くなります。それは、冬の季節風が越後山脈や奥羽山脈をこえるときに雪をふらせ、空気中の水分を失ってしまうためです。

 浜通りの冬はいちばん暖かく、これは太平洋を流れる海流のためと土地の高さが低いことによります。

3 福島県の主な農産物

 福島県は、広い土地と中通り・会津・浜通りの三地方の異なった気候を利用していろいろな作物が栽培(さいばい)されています。その中でも全国で生産量の多い作物は、第1位がきゅうり・さやいんげん・葉たばこ、第2位がもも・繭(まゆ)、第3位がこんにゃくいも、第4位がホップ・トマト、第5位がりんご、第6位が日本なし・米となっています。このように本県が全国にしめる地位は高く、重要な農業県としての役割をはたして


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