福島県とわが川内村の農業 - 015/030page

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 経営別では、前の図のとおり2ha未満の農家は約80%をしめ、昭和45年にくらべ少なくなっています。反対に2ha以上の耕地面積を持つ農家の割り合いは、少しづつではありますが増える傾向にあります。つまり、耕地面積の少ない農家ほど農業以外の収入にたよっていて全体的にみて規模を縮小しようとしています。

 しかし、わたしたちの村の先祖は、古くから農業を営み、立地(りっち)条件などからみても農業は川内村の基幹(きかん)産業でありますから、農業を発展させることは、村に活気と明るさをあたえてくれます。このようなもとで、農家の人たちは米作りだけでなくたばこや畜産にも力を入れており多くの収入を上げるようになりました。

3 主な農産物と生産額

 わたしたちの村での生産額の第1位は、米であり総(そう)生産額(農業全体の生産額)の40%をしめており、第2位は、たばこ、第3位は、畜産となっています。この順位は10年前と変れいがいわりませんが冷害があった年はたばこが1位をしめたこともありました。また、最近では、広い傾斜地(けいしゃち)を利用しての「阿武隈開発事業」によって牧草地(ぼくそうち)が増え、牛を飼う農家も多く


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