楢葉町要覧 -003/068page
地勢及び自然条件
楢葉町は、福島県東部の太平洋に面した浜通り地方に位置し、南は広野町を経ていわき市に至り、北は富岡町を経て相馬市へと続き、西は川内村に接しており、太平洋沿岸のほぼ中間に位置しています。
町の総面積は103.45平方キロメートルで東西13キロメートル、南北11キロメートルにわたっており、阿武隈山系に水源をもつ木戸川および井出川が町のほぼ中央を東西に流れ、太平洋に注いでおり、河川の中流、下流にかけては農耕地が開け、集落が形成されています。町の面積のうち76パーセントは山林が占めており、耕地面積が9パーセントあまり、宅地面積は3パーセントの農村地域です。
気候は、東日本型海洋性で比較的寒暖の差は少なく、太平洋岸(表日本)特有の気候であり、積雪は年1〜2回程度、降雨量も年間を通して1,400ミリメートル前後と少なく、自然条件に、また、自然環境にも恵まれた住みよい地域です。