楢葉町要覧 -018/068page

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大地の記憶

先人を敬い、豊かな未来を開く

Memory of the Ground

太古の浪漫 遥かな時代を超えて 夢を継ぐ

《国指定重要文化財》天神原遺跡出土品

天神岬スポーツ公園建設に伴ない、昭和54年(1979)に発掘調査が行われた「天神原遺跡」からは、今から約2,000年前の弥生時代の土器棺24基と土抗墓(どこうぼ)47基が検出され、東日本最大級の集団墓として一躍注目されました。
出土した土器は、土器に描かれた文様の特徴から“天神原式”として考古学界に位置付けられました。
また、2基の土抗墓からは84個の勾玉(まがたま)、管玉(くだたま)が出土し、玉類を身につけることのできる特別の地位の者を中心とした集団の姿も明らかにされました。福島県は遺跡の重要性から天神原遺跡を調査翌年の昭和55年(1980)に県指定史跡として保存を図り、国は昭和62年(1987)に出土品一括を国の重要文化財に指定しました。

出土した壷と甕(国指定)
出土した壷と甕(国指定)

勾玉・管玉(国指定)
勾玉・管玉(国指定)

保存された天神原遺跡(県指定)
保存された天神原遺跡(県指定)

指定のきっかけとなった昭和54年の調査
指定のきっかけとなった昭和54年の調査


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