わたしたちの郷土楢葉町 楢葉町小学校社会科教師用資料 - 058/110page
(5) 電気
年齢50歳以上の方達は子どもの頃ランプ(石油ランプ)のほやみがきをさせられたものです。ランプは一晩あかすとすゝで真黒になるのでみがかなければならない。ほやの口は小さいが子どもの手なら入るので、どこの家でもほやみがきは夕方の子どもの請負仕事であった。遊びほうけて怠けようものなら、詰く叱られたものです。
記録によると、楢葉町に電気が入ったのは明治42年6月21日となっている。停車場通りの賑やかな所に電燈がつくようになったのは大正10年頃といわれているが、それとて一部にすぎなかった。それ以来次第に地域が広められて、山間僻地まで普及したのは昭和20年代である。
ランプは今では昔を偲ぶ骨董品となっている。
@町の電気使用量
楢葉町全体でどの位の電気を使用するのか東北電力楢葉出張所(TEL 2039)で調べたところ、楢葉町と広野町の合併のものしか得られず資料としては価値がうすいが掲載する。
昭和56年
月 使用量 金額千円 14,213×103KWH 104,572 23,919× 〃 99,742 34,003× 〃 99,412 43,946× 〃 99,617 53,744× 〃 95,786 63,367× 〃 88,157 73,506×103KWH 93,361 83,746× 〃 99,427 93,648× 〃 97,087 103,725× 〃 95,315 113,909× 〃 97,434 124,305× 〃 105,801