広野町勢要覧 -004/031page
21世紀を進む道
HIRONOMACHI TRAFFIC INFORMATION
『水戸路略記』(寛文9年)では、「相馬路」を「久 浜(久之浜)より広野に至る十五里、この間に 三川あり、久川 (大久川)、所木川、浅見川とい ふ、みな徒渉す、また汀未知り長沢(永沢)と いふ、風波の時には往来通ぜざれば別に歩行の 山路あり、広野より木戸山田に至る六里、この 間に岩沢あり、これ岩厳々たり」と、久之浜宿 から広野の宿に至る道は極めて寂しかったこと が書かれています。現代では、国道6号線と、JR東日本常磐線の電 車が南北に走り、駅は広野駅があり、常磐交通 路線バスがあります。まもなく常磐自動車道も 広野まで延長され、本格的な高速交通網に伴う、 首都圏及び東北各地域との交流の活性化や産業 集積の進展とともに、活力あるまちづくりがよ り一層推進されます。