須賀川市立博物館図録 俳諧摺 下 -099/100page
あとがき
須賀川市立博物館所蔵の「俳譜摺」は、昭和五十六年に須賀川市の矢部尚一氏(矢部保太郎の長男)より九十二点、鎌倉市の服部晶夫氏より七点の寄贈をいただきました。平成五年に、これらを一括して 市文化財の指定を受けました。その後、須賀川市の内藤 繁氏(俳人 内藤漸風の子孫)より新たに三点の寄贈を受けました。
須賀川市立博物館友の会は、これらの「俳譜摺」を友の会の学習会の資料として、会長の村越幸司(故人)、和田三郎のご指導のもとその解読を行いました。これを契機に「俳譜摺」を須賀川市立博物館図録として、上巻・下巻に分冊して発行することとし、昨年「俳譜摺 上」巻を刊行し、本年「俳譜摺 下」巻を刊行いたしました。
生涯学習が進展している今日、文学や歴史を初め広範な学習のなかで、本書が皆様に親しんでいただきながら次代に継承されることを心から望むものであります。
おわりに、本書の発行にあたり、「須賀川市立博物館友の会」会員のご協力と、友の会役員の和田三郎、高山和三郎、手塚 隆、阿部直之、有我大蔵の諸氏に翻刻のご尽力をいただきました。ここに深く感謝の意を表します。