まんが吉田富三博士の生涯 -065/204page

勝弥は温厚で　やさしく　大変世話好きな人でした　どんな人でも　分けへだてなく　受け入れるのです

それ故、田子家は　食客、寄宿人、書生等の存在がいつもいっぱい居て　まるで宿屋のようでした

「あれ　富三くん　どこへ行くの」　「へへへ…　ナイショ」　「うーん」

昔、養子となった家への恩を忘れず　その養父が亡くなってからも　その家の子供達を次々と寄宿させ東京の学校へ　通わせました　そして　嫁入りまで　面倒を見るのでした

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