ふくしま海洋科学館学習指導の手引き -077/097page
アクアマリンふくしまで展示している絶滅危惧種
■シナイモツゴ
【分 類】コイ科 Pseudrasbora pumila pumila
【展示場所】水生生物保全センター
かつては関東地方から東北にかけて広く分布していましたが、現在では福島県や新潟県、山形県など限られた場所でしか生息が確認されていません。
■タスキヒナハゼ
【分 類】ハゼ科 Redigobius Balteatus
【展示場所】熱帯アジアの水辺
東南アジアでは普通に見つけられますが、日本では八重川諸島など限られた場所でのみ確認されています。
■ゼニタナゴ
【分 類】コイ科 Acheilognathus typus
【展示場所】水生生物保全センター
日本固有種で神奈川県・新潟県以北の本州に分布しています。平野部の湖沼の汚濁が進み、各生息地で数がかなり減少しています。
■ホトケドジョウ
【分 類】ドジョウ科 Lefua echigonia
【展示場所】ふくしまの川と沿岸
日本固有種で、青森県・中国地方を除く本州、四国東部に分布しています。流れの緩やかな細流の砂泥底の水草の間を緩やかに遊泳しています。
■タメトモハゼ
【分 類】ハゼ科 Ophieleoris sp.
【展示場所】熱帯アジアの水辺
日本では奄美大島以南の琉球列島に分布しています。河川では、海水の影響がない部分の淵、平瀬わきの倒木の木の根、草のおおいかぶさっているところにすんでいます。
■ギバチ
【分 類】ギギ科 Pseudobagrus tokiensis
【展示場所】ふくしまの川と沿岸
日本固有種で岩手・秋川県から神奈川県・富山県に不連続に分布しています。水質汚染や河川の改修など環境の変化に弱く、著しく数が減少しています。