要覧 福島県たばこ試験場 - 003/005page
The Condition of Leaf Tobacco Production
葉たばこ生産概況@福島県の葉たばこ栽培の現状
福島県における葉たばこ栽培は、1600年代の寛永年間に東白川郡松川村(現古殿町)で関東地方などから持ち込まれた花咲種の栽培が始まりとされ、栽培された地方名から松川葉となったといわれています。松川葉は品質が良いため、長い間本県葉たばこの主力品種として栽培され、1945年には耕作農家47,389戸、1966年には耕作面積8,309haと過去最高になりました。そして、本県の葉たばこ生産額は1968年から1988年まで全国一を誇りましたが、1982年から4回にわたって実施された在庫過剰による生産調整やバーレー種への転換などによって耕作面積が減少しました。しかし、葉たばこは中山間地域を広く有する本県にとってこれら地域の農業の振興及び畑地利用作物として重要な位置を占めています。
耕作農家数の推移
葉たばこ耕作面積の推移
1戸当たり栽培面積の推移