平成13年度 事業報告書 - 109/171page
2) 稚魚ネット調査
根本昌宏・八巻憲治
目 的
新稚魚ネット(口径130cm)表層水平曳により、重要魚種の卵稚仔の分布量を調査し、稚仔魚相のモニタリングと、資源量・発生量・加入量予測に供する。
方 法
調査は毎月一回実施した。調査定点を図2に示す。定点S1、S2、T1、T2、U1、U2、菊多浦は毎月実施し、定点S10、S12、S14、U10、U12、U14は5、6、8、9、10、11月に実施した。
調査方法は、新丸稚ネット(口径130cm)を用いて2ノット、10分間の水平曳きにより卵稚仔および動物プランクトンを採取し、採取後直ちに5〜10%ホルマリンを用いて検体を固定した。
得られた検体は、帰場後カタクチイワシ稚仔魚、カタクチイワシ卵、その他の稚仔魚にソーティングした。
結 果結果を表2に示す。その他の稚仔魚の査定については今後、詳細な査定を行っていく予定である。