ふくしまの河川と海岸 -011/016page
危機管理体制の充実・強化
近年の頻発・多様化する災害に対応するため、雨量情報や河川水位等の河川情報を収集・伝達する施設の整備充実を図ります。
また、これまでの危機管理は、危険を未然に防ぐことを主眼に施設整備のハード対策を充実させてきましたが、これからは「予測を超える災害は常に発生し得る」という前提のもと、危機発生時の情報収集・提供などの初動体制の充実をはじめとしたソフト対策を含めた、総合的な危機管理対策を強化します。
●福島県河川流域総合情報システム(RIRIF)
本システムは、県内に設置された雨量、水位、潮位観測所及びダムで観測した各データを無線回線で収集し、コンピュータで図形・グラフ等に処理・加工して、市町村等に情報をリアルタイムに提供するものです。
これにより、水防活動に関する判断や指示を迅速かつ的確に行うことができ、洪水時における対策や活動を速やかに行うことができます。
●水防活動
水害から私たちの生命・財産を守るためには、そこに住んでいる人たちが自ら行う水防活動が重要です。そこで水防技術の習得と水防意識の高揚を図るため、「洪水から守ろうみんなの地域」をスローガンに毎年梅雨の出水期を前に水防訓練を実施しています。
水防訓練の予定 H14 県南 建設事務所管内 H15 南会津建設事務所管内 H16 いわき建設事務所管内