ふくしまの河川と海岸 -015/016page
流域連携、住民参加の推進
都市への人□集中や産業活動の増大などに伴い、普段の河川流量の減少や水質悪化、洪水のピーク流量の増大等、河川環境を取り巻く様々な問題が生じてきています。これらの問題には、流域全体を視野に入れた社会全体での取り組みが必要なことから、住民・事業者・行政のパートナーシップのもと、各種施策の連携強化と、上下流住民の交流を推進します。
具体的な取り組みとして、流域全体を視野に入れた活動を推進するための母体となる組織の設立や、その組織の各種活動を支援します。
また、未来博の理念の1つである「参加と連携による地域づくり」を河川を通して継承していきます。
●流域連携
●阿武隈川サミット
本県の母なる川、阿武隈川を考えるため、福島県・宮城県の阿武隈川沿いの29自治体長が一同に会し、それぞれの地域で役割を分担しながら、次の世代に共通の遺産として良好な水辺環境を伝えていくため、サミットを開催しています。福島県はアドバイザーとして協力しています。
●住民参加
河川堤防の草刈や河川公園等の維持管理にあたり、鮫川における高水敷公園の市民による管理運営など、地域の市民団体と連携した取り組みを進めます。