小名浜港統計年報 -001/119page

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はじめに

 本年報は、平成13年1月から12月までに小名浜港に入港した船舶及び海上出入貨物並びに 各種港湾施設の利用状況等について、指定統計第6号「港湾調査」の数値をもとに作成され たものです。

 平成13年に小名浜港へ入港した船舶は4,425隻、総トン数にして1,183万トンで、前年と比 較し、隻数は3.0%の減少、総トン数では1.4%減少しました。

 取扱貨物については、C重油は増加したものの、粉炭、原油、セメント、銅精鉱が大きく 減少したため、総取扱貨物量は1,250万トンとなり、前年と比べ4.9%減少しました。この内、 外貿(韓国航路週3便)と内航フィーダー(週2便)を合わせた国際コンテナ貨物取扱量は、 10,782TEU、120,211トンとなりました。

 小名浜港においては、現在平成20年を目票とした港湾計画に基づいて整備が進められてい ます。常磐自動車道、磐越自動車道等の高速交通網の拡大を背景に、南東北の物流拠点とし て物流需要の増大・輸送革新の進展に対応した内・外貿コンテナ機能の強化、大規模地震災 害に対処するための緊急避難及び緊急物資輸送のための耐震性の高い港湾施設の整備あるい は老朽化した既存施設の再開発による賑わいのある魅力的な親水交流空間「アクアマリンパ− ク」の形成が図られており、従来の臨海産業の原材料輸入港としての性格から、広域的な背 後圏の製品等を扱う国際物流港湾として、また、多くの人々に親しまれる港へと大きく変貌 しつつあります。

 本年報が、小名浜港に対する一層のご理解と、諸施策立案の資料として皆様のお役に立て れば幸いです。


 平成14年4月

 福島県小名浜港湾建設事務所  所長 大 堀 幸 徳


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