3.小名浜工業用水道(営業中)
(1)目的
いわき市小名浜臨海工業地域における新規立地企業や既存企業の増設により増加する工業用水の需
要に対処し、海水を利用することにより淡水工業用水の効率的使用を図るため建設された。
(2)経緯
昭和43年1月 |
海水利用施設調査(原子力発電所=大熊町) |
昭和43年2月 |
事業構想の説明(対通産省) |
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関係企業への説明 |
昭和43年3月 |
土木部-4号埠頭工事の関連で協議 |
昭和43年4月 |
小名浜工業用水道事業建設委員会発足 |
昭和43年8月 |
事業着手 |
昭和44年3月 |
工業用水道事業法第3条の規定に基づく事業届 |
昭和48年11月 |
工業用水道事業法第6条の規定に基づく事業届(給水量) |
(3)建設概要
ア 工事説明
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小名浜港内から海水を取水し、海生物の付着防止のみの処置(小名浜ボンプ場内)をし、原水のまま各企業に給水する。 |
イ 建設年次 |
自 昭和43年度 |
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至 昭和44年度 |
ウ 事業費 |
1,279,000干円(起債単独) |
工 施設概要 |
導水路 |
―m |
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配水路 |
4,814m |
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海水電気分解設備 |
次亜塩素酸ソーダ(海水電気分解)32kg/H |
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除塵装置 |
(トラベルスクリーン型)2基 |
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送水ポンプ |
520kw 4台 |
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予備電源設備 |
2回線受電 |
(4)経営概要
ア 給水開始 |
昭和45年1目10日 |
イ 料金 |
基本料金 2.70円/m3 |
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特定料金 2.70円/m3 |
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超過料金 5.40円/m3 |
ウ 給水能力(海水) |
625,000m3/日 |
工 給水先別内訳 |
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(平成14.4.1現在契約量m3/日)
企業名 |
水量 |
堺化学工業(株)小名浜事業所 |
75,000 |
東邦亜鉛(株) |
25,000 |
小名浜製錬(株) |
300,000 |
日本化成(株) |
39,920 |
新日本ソルト(株) |
111,600 |
計5社(5事業所) |
551,520 |