福島県長期総合教育計画41/4-169/330page
イ 職業に関する学科を多様化し、社会の進歩と個人の能力、特性の伸長とに応ずるようにする。
(ア) 普通科の就職コースを検討し、質的充実を図る。
(イ) 農業に関する学科は、専業、兼業、地域の営農類型、農業の企業化、農業技術革新などに応
ずるとともに性別に応ずる学科の再編をおこなう。
(ウ) 水産に関する学科は、技術革新に応ずる学科への再編をおこなう。
(エ) 工業に関する学科は、工業化に応ずる学科の拡充および併設の解消をはかるとともに、女子
の特性に応じた学科の新設を図る。
(オ) 商業科は、流通機構の合理化、企業の近代化、事務の機械化などに応じた学科の拡充、女子
の特性に応じた学科の新設をすすめる。特に併設の解消を図り商業科単独校とする。
(カ) 家庭に関する学科は、社会の進歩と要請に応じた学科配置をすすめる。
(キ) 社会の進歩とその要請に応じ、その他の学科を新設する。例えば、看護科、事務科、公務員
科、理容科など社会の要請する学科が考えられる。
ウ 県勢振興計画の新規学卒需要計画と、社会、個人の要請による県外就職を考慮し、各学科の募
集定数を決定し、学習内容を卒業後の生活に有効にはたらくよう効率化を図る。
〔事業計画〕
ア 学科再編事業計画
事業名 事業主体 昭和40〜45年度 昭和46〜50年度 事業内容・事業量 事業費 事業内容・事業量 事業費 学科の転換、学級増 県 転換学級数 114学級 580,000千円 転換学級数 54学級 661,000千円 家庭科へ転換 57 家庭科へ転換 18 商業科へ 〃 18 商業科へ 〃 30 農業科へ 〃 18 農業科へ 〃 工業科へ 〃 12 エ業科へ 〃 体育科へ 〃 6 体育科へ 〃 衛生看護科へ 3 衛生看護科へ〃 普通科へ 〃 6 学級増 59学級 学級増 15学級 商業科 15 商業科 6 家庭科 20 家庭科 3 農業科 6 農業科 3 工業科 3 工業科 水産科 3 水産科 体育科 6 体育科 3 普通科 6 普通科
イ 中学校の進路指導の拡充強化計画(「教育内容・方法の高度化と個別化教育」の項参照)
ウ 普通科偏重、職業に関する学科軽視の風潮を打破するため、P.T.Aの理解を深める計画(社
会教育の「P.T.A活動の助長」の項参照)