福島県長期総合教育計画41/4-188/330page
第5 変ぼうする社会に生きる人間を形成する教職員の指導力の向上
1 教職員の需給計画と配当基準の改善
(1) 幼稚園
〔施策設定の理由〕
ア 本県幼稚園教員の配置状況を設置者別、職名別にみると、第78表のようになっている。
第78表 幼稚園教員数 (昭39.5.1)
総計 園長 教諭 助教諭 養護教諭 講師 職員数 公立 計 143 95 47 - 1 25 男 - - - - - - 1 女 143 - 95 47 - 1 24 私立 計 489 69 239 175 4 2 59 男 51 44 5 1 - 1 19 女 438 25 234 174 4 1 40 公立 比率 100.0 - 66.4 32.9 0 0.7 - 私立 % 100.0 14.1 48.9 35.8 0.8 0.4 -
これによると公立では、女子のみで男子は皆無である。私立でも園長を除き女子教員が大
部分を占めている。公立では園長が兼務で、また、公私立とも助教諭の占める割合が高く、
特に私立では著しい。養護教諭は公立では皆無で、私立でもわずか0.8%にとどまってい
る。
イ 幼稚園教員について出身学校を調べると、第79表のとおりである。
第79表 出身学校別教員数(公立幼稚園) (昭38.3.1)
出身学校名 人数 比率 高等学校・旧制中等学校 63 48.8% 短期大学 27 20.9 指定教員養成機関 20 15.5 師範学校 7 5.4 国立大学教員養成課程 4年課程 3 2.3 〃 2年課程 2 1.6 旧制大学予科・高等専門学校 1 0.8 青年師範学校・青年学校教員養成所 1 0.8 その他 5 3.9
高等学校、旧制中等学校出身者が最も多くほぼ半数を占め、次いで短期大学20.9%となっ
ている、
ウ 幼稚園教員の勤務年数は、第80表のとおりである。これによれば公立、私立とも平均7年
であるが、園長は公立で3年、私立では18年、教諭は公立9年、私立6年となっており、私
立では園長の勤務年数は一般に長く、教諭は短い。