福島県長期総合教育計画41/4-298/330page

　　　　中学校の最高は、小学校と同じく給食用施設設備費が193.1で、最低は兼務教員の給与費

　　　23.9で、格差が大きい。全日制高校の支出項目別の格差は大きいが、教授費のうちの特活、

　　　学校行事費の指数が小さいことは一つの問題となろう。他の学校種別での教授費の指数が大

　　　きいのに対し、定時制高校では、資本的支出の指数が大きい。単年度の教育費配分ではある

　　　が、合理的な配分の必要を要請しているものと考えられる。

　　　〔施策の目標と内容〕

　　　　予算編成過程の合理化の項においてみたように、教育施策の実施を裏づける教育費として

　　　施策に焦点づけられた合理的な配分が検討される必要がある。

　　　　　　　第4節　本県教育費の将来(想定)

1　本県教育の規模と教育費支出構造の推移

　　本県の教育費の将来を推定する手がかりをつかみ、教育費支出構造の改善資料をうるために地

　第11表　昭和30〜39年度の教育規模と教育費支出構造の推移　(小　学　校)

	昭30	31	32	33
1教育規模の推移
(1)学級数	7,161	7,323	7,579	7,966
(2)児童数	298,810	305,038	317,913	337,497
(3)教員数	8,686	8,718	8,946	9,416
(4)1学級当り児童数	41.7	41.7	41.9	42.4
(5)1学級当り教員数	1.21	1.19	1.18	1.18
(6)教員1人当り児童数	34.4	35.0	35.5	35.8
(7)児童1人当り教員数	0.029	0.0286	0.0281	0.0279
2教育費支出構造の推移
(1)実額
教育費総額(千円)	3,522,049	3,646,639	4,084,192	4,595,627
教員給与費・消費的支出(〃)	2,218,139	2,209,602	2,544,072	2,881,688
その他の消費的支出(〃)	796,067	814,188	869,071	904,470
資本的支出(〃)	507,843	622,849	671,049	809,469
(2)同上構成比
教育費総額(%)	100.0	100.0	100.0	100.0
教員給与費・消費的支出(〃)	63.0	60.6	62.3	62.7
その他の消費的支出(〃)	22.6	22.1	21.3	19.7
資本的支出(〃)	14.4	17.1	16.4	17.6
(3)児童1人当り教育費
教育費総額(円)	11,787	11,955	12,847	13,617
教員給与費・消費的支出(〃)	7,423	7,244	8,002	8,539
その他の消費的支出(〃)	2,664	2,669	2,734	2,680
資本的支出(〃)	1,700	2,042	2,111	2,398
(4)教員平均給与	255,369	253,452	284,380	306,041
(5)教員給与に対するその他消費的支出の比率	35.9	36.8	34.2	31.4
(6)消費的支出に対する資本的支出の比率	16.8	20.6	19.7	21.4