第3次福島県長期総合教育計画(昭和60年度〜昭和70年度)-044/181page
2) 指導方法
自己教育力の育成と基礎・基本の徹底を図るため,教育機器や学校図書館の活用などにより児童の心身の発達の段階と能力・適性に応じた多様な学習指導法を工夫し,わかる授業,主体的な学習等の展開に努める。
3) 評価
形成的評価など評価の在り方について研究を推進し,指導計画や指導方法の改善を図るとともに,児童の学習意欲の向上に努める。
3 生徒指導の充実
(1) 指導体制
生徒指導本来のねらいを十分踏まえ,全教職員の共通理解の下に,学校の基本方針及び指導の重点を明確にし,一人一人の児童理解に基づき,自己実現へ向けて適切な援助・指導に努める。
また,教員を対象とした生徒指導研修会や教育相談講座等の拡充,指導資料の整備及び教育相談事業の一層の充実に努める。
(2) 指導内容
人間性豊かな児童を育成するため,道徳教育と生徒指導との関連を十分に図り,児童の発達課題を踏まえ,集団宿泊学習等を通して基本的生活習慣の育成に努める。また,望ましい人生観・勤労観を培うため,進路についての指導を充実する。
(3) 家庭,地域社会,関係機関との連携
家庭及び地域社会との有機的な連携を図り,校外における児童の指導や地域環境の浄化などに努める。また,関係機関との密接な連携を図り,児童の実態に対応する生徒指導の推進に努める。
4 教職員の資質の向上
(1) 教職員研修
国際感覚を養うための研修など,時代の進展に即応した研修内容・方法の改善充実を図るとともに,校内研修体制を確立し,教職員の指導力の向上及び教師としての自覚と使命感の高揚に努める。
(2) 指導体制
市町村教育委員会と連携しながら,指導主事及び学校教育指導委員の適正配置と指導力の向上を図り,指導体制の充実に努める。