第3次福島県長期総合教育計画(昭和60年度〜昭和70年度)-062/181page
まえた教材の精選と指導内容の重点化に努めるとともに,地域素材の教材化,郷土教育や国際理解教育のための教材開発等に努める。
2) 指導方法
自己教育力の育成と基礎・基本の徹底を図るため,教育機器や学校図書館の活用などにより,生徒の能力・適性に応じた多様な学習指導法を工夫し,わかる授業,主体的な学習等の展開に努める。
3) 評価
形成的評価など評価の在り方について研究を推進し,指導計画や指導方法の改善を図るとともに生徒の学習意欲の向上に努める。
(4) 進路指導
進路指導のねらいを十分に踏まえ,望ましい人生観・職業観を身に付けさせるため,教育課程に位置付け,高等学校及び関係機関との連携を密にし,卒業学年のみならず,全学年を通して組織的,計画的な進路指導の充実に努める。
3 生徒指導の充実
(1) 指導体制
生徒指導本来のねらいを十分踏まえ,学校の基本方針及び指導の重点を明確にしながら,すべての生徒の自己実現が図れるよう適切な援助・指導に努めるとともに,増加の傾向にある問題行動等の防止のための指導に努める。
また,教員を対象とした生徒指導研修会や教育相談講座等の拡充,指導資料の整備及び教育相談事業の一層の充実に努める。
(2) 指導内容
入間性豊かな生徒を育成するため,道徳教育と生徒指導の関連を十分図り,集団宿泊学習等を通して基本的生活習慣の育成に努める。
(3) 家庭,地域社会,関係機関との連携
家庭及び地域社会との有機的な連携を図るとともに,小・中・高等学校の一貫性のある指導体制の確立に努める。また,関係機関との密接な連携を図り,生徒の実態に即した生徒指導の推進に努める。
4 教職員の資質の向上
(1) 教職員研修
国際感覚を養うための研修など時代の進展に即応した研修内容・方法の改善充実を図るとともに,校内研修体制を確立し,教職員の指導力の向上及び教師としての自覚と使命感の高揚に