第4次福島県長期総合教育計画(平成5年度〜平成12年度)-132/136page
充実に努めるとともに,福島県レクリエーション協会の育成・強化と組織の充実に努めます。
(2) スポーツ振興のための基金の設置
明るく豊かで潤いのある生活を求めて各種のスポーツ・レクリエーションに親しむ人々が増えてきてい
ます。また,ふくしま国体に向けて県民のスポーツヘの関心は一層高まりをみせており,スポーツ人口のま
すますの増大が予想されることから,これらの多様なスポーツ欲求に的確に対応していく必要があります。
このため,ふくしま国体を契機として,一層本県のスポーツ振興を図るため,福島県スポーツ振興基金
(仮称)を設置し,県民の多様なスポーツ欲求に応えるとともに,国際化に対応したスポーツ交流事業な
ど各種事業の推進に努めます。
2 生涯スポーツの充実
(1) 生涯スポーツ関係団体の育成
県民の多様なスポーツ・レクリエーション活動を推進す
るための団体組織は十分整備されているとはいえないこと
から,これらの団体の組織化の促進と育成に努める必要が
あります。
このため,県民の多様なスポーツ・レクリエーション活
動をなお一層支援するため,比較的普及はしているものの
県レベルの組織がないターゲットバードゴルフ・ソフトバ
レーボール・バウンドテニス・ペタンクなどのニュースポ
ーツ団体等の組織化を促進するとともに,これらを統括す
る福島県レクリエーション協会等の育成・強化に努めます。
生涯スポーツを楽しむ高齢者
(2) 指導者の養成・確保と充実
県及び福島県レクリエーション協会,財団法人福島県体育協会等においては,それぞれ,地域や職域に
おける指導者の養成に努めるとともに,県においては,福島県スポーツリーダーバンク制度を発足させ,
指導者の活用促進に努めていますが,生涯スポーツの振興を図るためには,これら指導者の養成と確保及
び活用を一層充実する必要があります。
このため,市町村におけるスポーツ担当職員や体育指導委員,各職域等の指導者を対象とした巡回スポ
ーツ指導事業の充実に努めるとともに,指導者のボランティア精神を一層啓発し,福島県スポーツリーダ
ーバンク制度の充実を図り,その活用を促進するよう努めます。
また,福島県レクリエーション協会や福島県スポーツ少年団の指導者に対しては,より上級の資格取得
について促進を図るとともに,財団法人福島県体育協会に対しては,地域スポーツ指導者やスポーツプロ
グラマー,メディカルチェックや適切な医事相談を行うスポーツドクターなどの養成を一層促進するよう
指導に努めます。
さらに,各競技団体に対しては,広く県民を対象とした生涯スポーツの普及に取り組む指導体制の整備