平成12年度福島県小学校新教育課程説明会要項-037/64page

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体育科

1 改訂の趣旨及び要点

(1)改訂の趣旨

 1)明るく豊かで活力のある生活を営む態度の育成を目指し、「生涯にわたる豊かなスポーツライフ及び健康の保持増進の基礎を培う観点に立って内容の改善を図る」とし、「その際、心と体をより一体としてとらえて健全な成長を促すことが重要であるという考え方に立ち、体育と保健をより一層関連させて指導できるようにする」としている。
 2)体育については、「自ら運動をする意欲を培い、生涯にわたって積極的に運動に親しむ資質や能力を育成するとともに基礎的な体力を高めることを重視する」としている。
 3)保健については、「生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力の基礎を培うため、健康の大切さを認識し、健康なライフスタイルを確立する観点に立って、内容の改善を図るとしている。

(2)改訂の要点

 1)生涯にわたって運動やスポーツを豊かに実践していくことの基礎を培う観点を重視し、児童の発達的特性を考慮した運動に仲間と豊かにかかわりながら取り組むことによって、各種の運動に親しみ運動が好きになるようにすること。
 2)心と体を一体としてとらえ、体を動かす楽しさや心地よさを味わうことによって、自分や仲間の体の状態に気付き、体の調子を整えることができるようにするとともに、体力の向上の内容を重点化し、自ら進んで体力を高めることができるようにすること。
 3)自分やチームの力に合った運動の課題をもち、その課題の解決を目指して活動を考えたり工夫したりすることができるようにすること。
 4)個に応じた指導を充実するとともに創意工夫を生かした特色ある授業づくりを進めるために、学年や地域及び学校の実態に応じて運動を弾力的に取り上げることができるようにすること。
 5)保健については、生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力の基礎を培うため、健康の大切さを認識し、健康なライフスタイルを確立する観点に立って、内容の改善を図ること。

(3)目標の改善について

 教科の目標は、心と体を一体としてとらえることを重視し、豊かなスポーツライフの実現及び「運動に親しむ資質や能力の育成」、「健康の保持増進」及び「体力の向上」が相互に密接に関連していることを示した。

2 内容

(1)内容構成の基本的な考え方

 1)運動の取上げ方の弾力化
  従前、各学年で指導することとしていた運動を、原則的にいずれかの学年で指導することが


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