「マリーゴールドヘの追肥」 |
◆特色ある教育活動の概要◆
【豊かな心を育む栽培活動】
直接体験の減少が、児童の心身の発達に影響を及ぼしていることが各方面でも指摘されている。本校においても児童の心身の発達には、直接体験が大きな意味をもつことが分かり、栽培活動や奉仕活動等の直接体験の実践を重視してきた。
その結果、「思いやりのある言動」の広がりを実感することができる。
本活動は、2月にマリーゴールドとサルビアの種蒔きからスタートし、苗を育て、春には育った苗を学校の環境美化はもちろん、地区の集会所や駅等に植えたり、その苗を地区の方々にチャリティーを行い、その益金により募金活動を行ったりしている。6月になると葉ボタン、8月にはパンジーの種を蒔き、秋から冬にかけて春と同じ活動を行う。地域の施設や人材・環境を積極的に活用し、すでに地域にすっかり根ざした活動となり、学校と地域の交流の場ともなっている。
本年度より、総合的な学習へ位置づけ、全校児童縦割り班編成で活動している。この方法によりさらに協力や責任感の向上とともに、全学年の間に今まで以上に温かい雰囲気が培われてきてる。
また、環境や奉仕に対する意識の深まりが、これらの学習活動に広がりをもたらしている。 |
1.研究テーマ
全児童が、季節の草花の種を蒔き、育て、観察し、収穫する栽培活動を通して、自然に親しみながら生命の重みを感じ取るとともに、思いやり、協力、奉仕の心を育てる。 |
研究の内容
○他を思いやる心や協力・奉仕の心の育成。
・毎日の花壇や苗の世話をする。(班活動)
・チャリティーバザー(町内3か所で実施)〜益金の活用により、助け合いや国際理解教育等の学習に発展させる。
・体験して得た価値について他教科や道徳と関連させながら深め、実践化に努める。
○学級、学校または、地域の一員としての自覚の育成。
・地域の人とともに公共施設に花を植える。(年2回)
・他学年との児童間の交流を深める。(全校縦割り班活動)
○四季を通して草花や植物に囲まれた環境づくり。
・2月のマリーゴールドとサルビアの種蒔きから活動をスタートし、夏から秋・冬にかけてパンジーと葉ボタンを栽培し、成育の世話等をする。
・毎月の活動計画細案は、年間計画を基に、時期や児童の実態を考慮しながら作成する。 |
指定等
平成5・6年度文部省指定「奉仕等体験学習研究校」 |