第5次福島県長期総合教育計画 新世紀ふくしまの学び・2010 -023/094page

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によるきめ細かな教育相談の充実に努めるとともに、各学校における教育相談体制の充実を図ります。

カウンセリング研修会の充実

すべての児童生徒がそれぞれ持っているよい点を生かし、自己実現を支援する適切なカウンセリング手法を教職員が身に付けるため、教育センター等を中心とした教職員のカウンセリング研修の充実に努めます。

自然の家等における自然体験活動の充実

不登校児童生徒や障害のある児童生徒等の自立心を育み協調性や社会性を伸長するため、自然の家等を活用して様々な自然体験活動の充実に努めます。

関係機関との連携強化

いじめ、不登校等の未然防止と問題の早期発見、早期解決を図るため、学校、家庭、地域杜会が一体となって指導に当たるとともに、学校と関係機関との連携を強化します。

語注  (第2節 他との関わりの中で豊かな人間性や社会性を身に付ける)
インクルージョン
(inclusion 包含、包括)
障害の有無によらず、すべての子どもを対象として一人ひとりの特別な教育的ニ一ズに応じて教育を行うべきであるという考え。
世界の特殊教育の動向を見ると、1980年代にノーマライゼーションの理念に基づくインテグレーション(統合教育)の浸透が見られ、90年代になるとインテグレーションからインクルジョン(一体化教育)へという動きが見られた。
ノーマライゼーション
(normalization 常態化、標準化)
多様な価値観や生活のスタイルをお互いに認め合い、障害のある人もない人も、男性や女性も、若者も高齢者も、家庭、地域社会、学校や職場などにおいて支え合って生きていくことが正常な社会であるという考え方。
インテグレーション
(integration 統合、融合)
障害のある児童生徒と他の児童生徒との相互交流を最大限に拡大・強化すること。
司書教諭 司書教諭の講習を修了した教諭を「司書教諭」と言い、学校図書館の専門的職務に当たる。平成15年4月から12学級以上の規模の学校に、司書教諭を置くことが義務づけられた。
スクールカウンセラー 問題行動等を持つ児童生徒へのカウンセリングや、保護者・教職員への支援を行う。臨床心理士、精神科医師、大学教授等の資格が必要である(小・中・高等学校に配置)。
心の教室相談員 生徒、保護者の悩み等の相談相手になる。なお、資格は不要であり、中学校に配置している。
学校教育相談員 電話相談、面接相談、地域に出向いての移動教育相談、学校や家庭訪問等を行う。教育事務所に配置し、行政・学校・地域社会の学校教育相談関係者の窓口・仲介役的存在としての役割を担う。教員OBや臨床心理士が当たる。

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