教育福島0025号(1977年(S52)10月)-048page
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豊かな人間形成をめざす生がい教育
教育相談の御案内
福島県教育センター
幼児・児童・生徒のいろいろな問題について,臨床心理学や医学面からの相談助言・矯正指導を行っています。次の1・2について、相談を希望されるかたは下記に申し込んで下さい。
〒960-01 福島市瀬上町五月田16 福島県教育センター研究相談部
TEL(0245)53-3141(内線28)
1.相談内容は次のようになっております。
(イ) 知能や学業に関すること。
(ロ) 性格や行動に関すること。
(ハ) 進路や適性に関すること。
(ニ) 身体や神経に関すること。
(ホ) 子供の教育一般に関すること。
2.相談の申し込み方法
相談の申し込みは予約制となっております。相談したい内容を電話あるいは書信で申し出て、面接日の指定をうけて下さい。
○ 昭和51年度の相談延件数は、下表のとおりです。
区分 幼児 小 中 高 一般 教員 計 件数 284 276 128 59 7 32 786
3.登校拒否について
○ 登校拒否児童・生徒(怠学とは違う)の来談が増えています。(登校拒否症と怠学の見分け方は、センター所報32号を参照して下さい。)相談申し込みに際し、登校拒否児童・生徒の取り扱いは、次の(1)〜(10)を参考として下さい。
(1) 登校させるためのしげきをいっさいやめること。(特に重症の場合)
(2) 子供の生活いっさいを、子供にまかせること。
(3) 子供への奉仕を極力おさえること。(食事・洗たくのみにとどめて下さい。)
(4) 子供の忍耐力を育て、自立できるようにくふうすること。
(5) 理性や分別の発達が促進されたら、家事手伝い等に責任をもたせること。
(6) 部屋を単独で与えていない場合は、カーテンで仕切るなど、何らかの配慮をすること。
(7) 学校側との連絡を絶やさないこと。
(8) 友達との遊びが最良の薬と考え、友達とよく遊ばせること。
(9) 小づかいや品物は日をきめて与え、せがまれても、それ以外は与えないこと。
(10) 良いことや、きまりが守れた時は、ほめること。
○ 登校拒否症の治療には、最低3か月、普通は6か月から1年くらいかかります。
○ したがって、あまり重症にならないうちに、教育センターの方に相談して下さい。
限りない力と豊かな心
53全国高校総体(昭和53年8月)を成功させよう
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