教育福島0084号(1983年(S58)09月)-040page

健康優良学校県一位

阿武隈小など四校

　

昭和五十八年度健康優良学校表彰式は、八月二十三日(火)十一時から県庁で行われました。多数の報道陣がつめかける中で行われた表彰式は、まず審査結果が報告され、県教育長賞、朝日新聞社賞、河北新報社賞が授与されました。

席上、邊見教育長から「健康優良学校づくりは、学校・家庭・地域ぐるみで行う息の長い活動であります。本日表彰をうけられた各学校は、先生方の共通理解のもとに、学校保健委員会の活動を中心に、家庭地域の協力で児童・生徒の健康づくりを実践され、その実績は、すばらしいものがあります。今回のこの表彰の喜びを忘れることなく、学校保健の発展のため、更に努力されるよう希望いたします」とあいさつがあった後、受賞校を代表して、小原田小学校六年吉川和彦君が、「私たちは今まで先生方からお教えをうけ、暑さや寒さも負けないで健康づくりや体力つくり、虫歯の予防、近視の予防などに努力してきました。健康は何ものにもかえがたい宝です。小学校でっちかった健康への自覚は、一生の健康を大きく左右するものと思います。これからもなおいっそう保健活動を続けがんばっていくつもりです」と謝辞を述べました。

表彰された県一位校及び努力校は、次のとおりです。

　

◇優良学校県一位・小学校

大規模校

郡山市立小原田小学校

中規模校

須賀川市立阿武隈小学校

小規模校

浅川町立里白石小学校

同・中学校(規模別なし)

いわき市立小川中学校

◇努力校・小学校

大規模校

いわき市立平第五小学校

中規模校

会津若松市立大戸小学校

小規模校

東和町立北戸沢小学校

同・中学校(規模別なし)

喜多方市立第二中学校

　

なお、県一位になった小学校の三校は、全国健康優良学校として入賞する期待がもたれています。(中学校は全国表彰なし。)

　

背すじもしっかりと健康優良児たち

　

「じょうずにできましたネ」

邊見教育長ニッコリ

　

大笹生養護学校中学部三年・菊地茂君と菅野容子さんの二人硬九月二日(金)一時三十分、小見義友校長と作業担当土井次郎教諭に引率されて邊見教育長を訪問、大笹生養護学校の全児童・生徒が丹精こめて収穫した「梨」を贈呈しました。

「梨」贈呈にたちあった金澤養護教育課長ら関係者全員が温かい拍手をおくる中、邊見教育長もニッコリ、「つらいこともあったでしょうが、よくがんばっておいしそうな梨をつくりましたネ。これからも健康に注意してますますいいものをつくって下さい」と励ましました。

同校では、りんご三十本、なし二十一本の果樹園を全校生で管理し、今年の予想収穫量は、りんご百三十キロ、なし百五十キロ程度ということです。

　

おいしそうだね

　

どうもありがとうと手をさしだす邊見教育長