教育福島0085号(1983年(S58)10月)-052page

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◇へき地教育経営優良学校

昭和小・中学校小野川分校

上郷小学校

 

◇へき地教育功績顕著な団体

郷倉小学校父母と教師の会

 

◇芸術功労者

相田義男  前会津美術協会長

 

◇文化財保護功労者

深谷武  表郷村文化財保護審議会委員

 

◇優良文化団体

桔槹吟社

会津短歌会

 

なお、以上の方々は、永年勤続者、県文学賞受賞者を含め、十一月三日文化の日に県文化センターで行われる表彰式の席上、晴れの表彰を受けられます。

 

東北地区

広報研究協議会を開催

東北各県から百十六名の参加

 

文部省、福島県教育委員会主催による昭和五十八年度東北地区広報研究協議会は、九月十三、十四日の日程で、福島市販坂町「あずま荘」を会場に開かれました。

この協議会は、文教行政の推進を図るため、広報広聴のあり方等について研究協議を行い、教育委員会における広報広聴活動の充実に資することを趣旨に実施されたもので、毎年東北六県もちまわりで開催されるものです。今回は、オブザーバー参加の北海道を含む東北各県の県及び市町村教育委員会の広報担当者が百十六名参加、講演や研究協議に真剣なまなざしで参加しました。

会の一日目は、渡部教育次長、文部省大臣官房佐野補佐のあいさつにはじまり、「文教行政の当面する課題」と題して佐野補佐から施策説明があった後、福島民報社取締役編集局長星一男氏が「どこへ行く日本」の題のもと講演に入りました。星氏は、世界の中での目木を多くの分野から分析解説し、「広報担当者は広く視野を世界に向け現実的には役に立たないと思われることにも基礎知識を持つべきだ」と力説され、笑いのある名講演に参加者も熱心に耳を傾けていました。

二日目は、「青少年の健全育成」を研究協議のテーマにし、岩手県水沢市教育委員会社会教育主事高梨稔氏が「在学青少年社会参加活動の現状」、本県から船引中学校楠木吉雄先生が「生徒指導推進地区としての広報活動」と題して、実践を踏まえた意見発表があり、発表を基に村岡総務課長の司会により各県の「青少年健全育成」のあり方などの意見交換がなされました。続いて青い窓の会会長佐藤浩氏が、現在までかかわってきた児童詩を骨に、「ことばとの出会い」が人生に大きな励みになることを詩を実例にあげ講義されました。氏は、「児童詩の一つ一つにふれてみると、子供の心は澄んでおり実に生き生きとしている。このような中から、親子の断絶とか非行などは考えられない。子供をとりまく環境に目を向けることも大切だ」と語り、深い感銘を与えました。

また、来年度から北海道・東北を一つのブロックとして協議会をもつことも確認され、二日間にわたる協議会は成功のうちに幕を閉じました。

 

熱心な協議会

熱心な協議会

 

「世界の中の日本は…」星一男氏

「世界の中の日本は…」星一男氏

 

「子供の心は…」佐藤浩氏

「子供の心は…」佐藤浩氏

 

 

 


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