教育福島0097号(1984年(S59)12月)-009page

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さい。

〔顕彰事業〕

地域の文化活動に関し優れた成果を修め、本県文化の普及・向上に貢献した個人及び文化団体を表彰するもので、設立以来これまでに二十七個人ならびに十五団体を表彰しております。

〔基金の造成状況〕

事業運営の原資となる基本財産は、昭和五十九年十月末現在、およそ五億六千七百万円に達しておりますが、現在の基本財産から生ずる利息収入は、年間約四千万円余に限られております。

したがって年々当基金を活用される方々が増加している現状を考えますとまだ十分とはいえません。

県民文化のなお一層の振興のため、今後とも県民の皆さんからの善意の寄附金を期待しております。

 

二、第三十八同県展

 

福島県総合美術展覧会(県展)は、本年で三十八回目を迎え盛大に開催された。

出品点数は、千八十四点であった。そのうち公募作品は、九百点で鑑査の結果、四百七十七点が陳列され、招待、依嘱作品百八十四点を合わせ六百六十一点が陳列された。本年は青少年の活躍が目立ち、特に洋画部門においては入選作品の四分の一を占め、県美術界に新風を吹きこんだ。

○会 期 昭和五十九年六月九日〜二十日

○会 場 福島県文化センター

○陳列点数 日本画六七二点、洋画二百十六点、彫塑六十七点、工芸美術八十四点、書二百三十一点、総計六百六十一点。

○観覧者数 約一万七千人

○審査員 〔日本画〕飯塚栖圃、水戸童、藁谷耕人 〔洋画〕石山富彦、春日部洋、鈴木正紀、富樫京子、橋本照、三浦哲生、吉田富美 〔彫塑〕神野忠和、草野慎、佐藤義重、〔工芸美術〕佐藤潤四郎、須藤紀雄、福田三恵子、丸山高志、宗像亮一〔書〕高橋藤園、千葉香仙、野内鶴斎、皆川雅舟、横山薫園

 

三、第八同県展移動展

 

県展移動展は、県展出品作品の中から百点の作品を選抜し、県内五カ所を巡回展示するもので、今年で八回目を迎えた。

開催町村は、各地とも盛況で、老人から児童まで幅ひろく鑑賞に訪れ、地域の文化活動にとって有意義な催しとなった。

○開催地及び会期

広野町 六月二十八日〜七月一日

矢祭町 七月五日〜八日

三春町 七月十二日〜十五日

北塩原村 七月十九日〜二十二日

田島町 七月二十六日〜二十九日

○内容 日本画、洋画、彫塑、工芸美術、書の計百点

 

四、第三回福島県高等学校総合文化祭

 

県内高校生の日頃の文化活動の成果を発表し、相互の交流と芸術を通して

 

表1 福島県文化振興基金

表1 福島県文化振興基金

54〜59年度(1)・2)期)の助成事業実績(単位・千円)

 

 

第38回県展日本画会場

第38回県展日本画会場

 

第8回県展移動展広野町会場

第8回県展移動展広野町会場

 

 

 


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