教育福島0099号(1985年(S60)02月)-009page

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ながら、道徳性のかん養と道徳的な実践力の育成に努める。

イ、児童生徒の個性の伸長を図るとともに、集団の一員としての自覚及び自己実現の能力を養うため、特別活動の充実に努める。

3) 国際理解教育の充実

国際理解教育の意義の十分な理解を図り、地域や学校の実態に即して教育課程の中に適切に位置づけるとともに、研究学校の指定等により実践的研究を推進し、国際理解教育の充実に努める。

4) 情報処理教育の充実

情報化社会の進展に対応するため、高等学校の全学科において情報処理についての基礎的な知識と技能を習得させるとともに、研究学校の指定及び指導資料の作成配布により、地域、学科及び生徒の進路等の実態に応じて専門的な情報処理教育の充実に努める。

5) へき地における教育諸条件の整備充実

小規模中学校における免許外教科担任の解消を計画的に進めるとともに、研修会の開催、研究学校の指定等により、へき地における教育諸条件の整備に努める。

(2) 生徒指導の充実

1) 生徒指導体制の充実

生徒指導の充実を図るため、研修会の開催、研究学校の指定、教育相談の充実などにより、指導体制の充実を図るとともに、小・中・高等学校の連携強化に努める。

2) 家庭、地域社会、関係機関との連携強化

生徒指導についてのパンフレット作成配布等により、学校と家庭、地域社会及び関係機関との連携強化に努める。

(3) 教職員の確保と資質の向上

1) 教職員定数の確保と適正配置の推進

ア、幼稚園における教職員組織の充実を図るため、園長の専任化を促進するとともに、各幼稚園について、学級数に一名を加えた本務教員の確保に努めるよう市町村の指導に当たる。

イ、小・中学校及び高等学校における教職員組織の充実を図るため、教職員定数の確保と男女別、年齢別構成等を考慮した適正な教職員配置に努める。

2) 教職員研修の充実

教職員の指導力の向上を図るため、教職員現職教育計画に基づき各種研修会を開催し、その内容を改善充実して実践に直結した研修成果が得られるよう研修の効果的推進に努める。

3) 指導体制の充実

各学校の実態を的確に把握し、適切な指導助言ができるよう学校教育指導委員と指導主事の適正配置を図り、指導体制の充実に努める。

4) 教職員の福利厚生の充実

教職員の福利厚生の充実を図るため、教職員の健康診断・健康指導を実施するとともに、教職員住宅の整備に努める。

(4) 教育機会の拡充

1) 高等学校収容率及び進学率の地域間格差の是正

収容率及び進学率の地域間格差の是正を図るため、中学校卒業者数の増減及び志願動向を考慮し、生徒募集定員の適正化に努める。

2) 学校・学科の適正配置の推進

中学校卒業者の志願動向や産業構造の変化等に対応し、学科新設及び学科転換を推進する。

3) 定時制・通信制教育の改善充実

勤労青少年の教育の機会を確保するとともに、生涯教育の観点から成人の学習の場としての機能を高めるため、定時制全校で聴講生制度を設置するなど、定時制・通信制教育の改善充実に努める。

4) 入学者選抜方法の改善

一般選抜において面接の導入を図るなど、入学者選抜方法の改善に努める。

5) 高校・大学修学援助の充実

経済的理由により修学困難な生徒・学生に対する奨学資金貸与事業の充実に努める。

6) 幼稚園就園率の地域間格差の是正

公・私立幼稚園の適正配置を考慮しながら、幼稚園の新増設及び学級増を促進し、就園率の引上げと地域間格差の是正に努める。

(5) 施設・設備の整備充実

1) 幼稚園、小・中学校の施設・設備の整備充実

ア、木造園舎の計画的解消と必要面積の充足及び危険建物の解消を図るとともに、屋外教育環境等の整備を促進する。

イ、小・中学校の木造校舎、木造屋内運動場及び危険建物の計画的解消と屋外教育環境の整備充実を図るよう市町村の指導に当たるとともに、過大規模校を解消するため分離新設を促進する。

2) 高等学校の施設・設備の整備充実

木造校舎の耐火構造化及び和室の設置促進など教育施設・設備の充実を図るとともに、産業教育の振興発展のため、実験実習施設・設備の充実に努める。

3) 県教育センターの整備充実

県教育センターの研修・研究施設としての機能をより一層高めるため、施設・設備の整備充実に努める。

 

四、障害をのりこえ、社会参加をめざす養護教育の推進

 

(1) 教育内容・方法の改善充実

1) 教育課程の改善充実

障害の種類と程度に応じた学習

 

 

 


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