教育福島0108号(1986年(S61)01月)-019page

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5、全国の友を温かく迎え、友情の輪を広げるとともに、本県の豊かな自然と香り高い文化を全国に紹介する。

 

1 準備組織

 

第五十回国民体育大会福島県準備委員会設立総会及び第一回総会を開催し、会則及び委員・役員等を決定し、開催方針等を策定いたしました。

 

1)設立趣旨

半世紀を迎える記念すべき第五十回国民体育大会は、県民のスポーツの普及と競技力の飛躍的な向上を図るとともに、進取の気性と協調性に富んだ県民性を培い、本県がめざす

「心豊かな生き生きとしたふくしま≠フ創造」を一層推進し、県勢の伸展に寄与するものである。

このような意義ある大会を成功させるためには、県、市町村及び関係機関・団体の緊密な連携のもとに、長期的展望に立って開催準備に万全を期する必要があり、ここに県民各層からなる第五十回国民体育大会福島県準備委員会を設立し、所期の目的を達成しようとするものである。

 

2)目的

第五十回国民体育大会を開催するために必要な準備を行う。

 

3)事業

(ア)大会開催に必要な総合計画に関すること。

(イ)大会実施競技及び競技会場地に関すること。

(ウ)大会開催に必要な施設の整備計画に関すること。

(エ)財団法人日本体育協会、文部省、関係競技団体その他関係機関及び団体との連絡調整に関すること。

(オ)その他大会開催に必要な準備に関すること。

 

4)構成

福島県知事を会長とし、次に掲げるもののうちから会長が委嘱した者(「委員」)総数百十九名で組織する。(組織の規模は漸次拡大し、最終的には約三百名の予定)

(ア)県及び関係市町村の役職員

(イ)県体育・スポーツ団体及び関係機関、団体の役職員

(ウ)学識経験を有する者

(エ)その他大会開催に関係のある者

具体的には次の県民各層の代表により構成

・県議会関係

・県関係

・市町村関係

・体育・スポーツ団体関係

・学校関係

・産業経済関係

・医療関係

・宿泊観光関係

・輸送交通関係

・社会団体関係

・報道関係

・官・公署関係

 

5)昭和六十年度事業計画

(ア)第一回総会

○開催方針の策定

(イ)第一回常任委員会

○会場地選定基本方針の策定

○競技施設整備基本方針の策定

○実施予定競技選択基本方針の策定

 

2 広報・啓発

 

競技会場地を早急に選定するとともに、各競技会場地市町村を中心に県民総スポーツ運動を展開して県民スポーツの普及・振興を一層推進しあわせて国体に対する県民の意識を高める必要があります。

 

3 体育・スポーツ団体

 

体育・スポーツ団体の組織及び運営の充実を図る必要があります。

特に、働福島県体育協会未加盟団体の加盟の促進及び未普及競技団体の指導・育成に努める必要があります。

 

4 施設・設備

 

国体開催に向けて、県民のスポーツ活動を一層普及・振興するため、会場地の選定とあわせて競技施設の整備を図るとともに、市町村の施設の整備を促進する必要があります。

 

5 競技力

 

国体開催を契機に競技力の向上を図るため、早期に全県的な選手強化組織を設置し、効果的な競技力の向上に努める必要があります。

なお、国民体育大会の概要は、表23のとおりであります。今後、開催準備を進めていくにあたりましては、県民の御理解と御協力をお願い申しあげます。

 

選手の育成をめざして……

選手の育成をめざして……

 

 

 


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