教育福島0109号(1986年(S61)02月)-017page
な学び方の育成に努める。
四 学習資料を整備、充実し、効果的な活用を図る
(一) 地球儀、地図、年表、統計資料等の整備、充実を図るとともに、各種の資料を収集、活用する方法の習得に努める。
(二) 地域資料をはじめ、現有資料等のリストを作成して年間指導計画に位置づけ、十分活用できるようにする、
五 学習のまとめや評価を適切に行い基礎的・基本的事項の定着を図る
(一) 知識・理解、資料活用の能力、社会的思考・判断、社会的事象に対する関心・態度の観点ごとに達成目標を具体的に設定して、適切な評価を行い、指導に生かすようにする。
(二) 各分野の目標、内容に応じ、単元、一単位時間等の各段階.ことに適切なまとめと評価の機会を設け、目標の達成状況を明らかにする。
(三) 個別指導の機会を意図的、計画的に設け、生徒一人一人に学習内容が身につくようにする。
(四) 生徒の反応を的確に把握し、学習へのつまずきや、遅れがちな生徒への配慮をして指導する。
算数・数学
=小学校=
学習指導要領の趣旨や内容を十分に理解し、算数科の目標達成のため、基礎的な知識、技能を確かに身につけさせ、「数学的な考え方」を育成することや「学習の仕方」の学習を推進することにより、主体的に学習活動ができるよう、次の点について努力する。
一 各領域の関連を考慮し、児童の実態に即した指導計画に改善する
(一) 指導内容の関連や発展を的確に把握し、重点化を図って、時間的にゆとりをもたせる。
(二) 個々の児童の実態を的確に把握するとともに、前年度の反省を生かして指導計画を作成する。
(三) 数量や図形に関する基磯的な概念や原理・法則の理解と技能の習熟に重点をおくようにする。
二 指導内容の統合及び重点化を図り上教材を精選し、指導の効果をあげる
(一) 各領域のねらいと内容を的確に把握し、取り扱いの程度や軽重及び相互関連を考慮して指導を進める。
(二) 低学年では、具体的な生活体験や操作活動などを通して、数量・図形の基礎的な概念を理解させ、しだいに「数学的な考え方」が身につくように指導する。
中学年からは、法則や原理的なものへの関心を高め、筋道を立てて考えるよう指導する。
高学年では、学習したことがらをまとめたり、見方を変えるなど、問題解決能力を一層伸ばすように指導する。
(三) 集合及び関数的な見方・考え方、操作活動については、有効適切な場において積極的に取り入れ、全学年を通して継続的、発展的に行うようにする。
三 基礎的な知識の習得や技能の習熟と「数学的な考え方」の育成との調和を図る
(一) 基礎的な知識の習得や技能の習熟に当たっては、その過程を大切にするとともに繰り返しの指導により、定着を図る。
(二) 既有の経験や知識、技能を、新しい学習に適用したり、発展させたりすることができるよう、関連的な取り扱いに努める。
(三) 集合及び関数的な見方・考え方の育成を図るとともに、用語・記号を用いて簡潔にまとめることができるようにする。
四 学習意欲を高め、学習活動が一層効果的に展開できるよう指導法の改善に努める
(一) 個人思考と集団思考の関係に配慮しながら、児童が自力で問題を解決する喜びを味わうことができるよう工夫する。
(二) 児童一人一人の学習のねらいを明確にし、児童自身が学習の成果を知ることにより、意欲的、積極的に取り組むことができるよう工夫する。
(三) 教育機器の活用、資料提示の仕方、学習形態等を工夫するとともに、個に即した適切な指導助言をする。
(四) 指導と評価の一体化を図り、基礎的な知識、技能が一人一人に確実に身につくよう努める。
=中学校=
学習指導要領の趣旨や内容を十分に理解し、数学科の目標達成のため、基磯的な知識、技能を確かに身につけさせ、「数学的な考え方」を育成することや「学習の仕方」の学習を推進することにより、主体的に学習活動ができるよう、次の点について努力する。
一 各領域の関連を考慮し、生徒の実態に即した指導計画に改善する