教育福島0142号(1989年(H01)10月)-010page
このような目的のもとに開催される国体は、開催県のありのままの姿を全国の人びとに見ていただく絶好の機会でもあるが、こられの人びとを迎えるにふさわしい環境と温かい心づかい、また、国体という大事業を成し遂げていく過程で培われる連帯感と協調の精神、さらに大事業を成し遂げたという誇りと自信などは、何ものにもかえがたい県民の貴重な財産となり、次の時代への地域づくり、ふるさとづくりに役立っていくものと期待される。
第44回はまなす国体における本県選手団
◆主借と運営
◎主催
(財)日本体育協会、文部省及び開催地都道府県、種目別競技会については競技団体と会場地市町村も含める。
◎運営
開催地都道府県実行委員会、会場地市町村実行委員会が運営に当たるが、競技についての直接の運営は日本体育協会加盟の各競技団体が行う。
◆会期
冬季大会……一月〜二月中の五日間以内
夏季大会……九月中の五日間以内
秋季大会……十月中の六日間以内
◆開催都道府県
第十九回国体以降の開催道府県は資料113のとおりである。
◆実施競技(第五十回国体)
実施競技は資料1−2のとおりである。
◆表彰
天皇杯(男女総合成績第一位の都道府県に授与)
皇后杯(女子総合成績第一位の都道府県に授与)
天皇杯及び皇后杯は秋季大会閉会式に授与され、次回冬季大会最初の競技会開会式において返還される。
二、二巡目以降の国体
(財)日本体育協会が定めた基本方針のなかの「二巡目以降の国体のあり方」によれば、
○毎年、都道府県持ち回りで開催する。
○都道府県対抗とし、冬季・夏季・秋季の三季に分けて実施する。
従来の方式を基本的には踏襲するが開催二巡目となった第四士二回の京都国体から次のような改善が加えられた。
1 成年二部を設置
広く国民各層を対象とした国体を目指すため、成年二部を設置する。種目によっては選手としての参加は一回限りとすることなど、競技種目ごとに参加制限が定められている。一平成元年度は、馬術・剣道・ボウリング・相撲など二十一競技を実施)。
2 新得点法の採用
正式競技の総合成績算出方法は資料2のとおりである。
3 中学生の参加
競技力向上の観点から、試行として、陸上競技・水泳一競泳)・体操一競技)・スケート(フィギュア)の四競技一種目一に限り少年の部へ中学三年生の参加を認める。
「はまなす国体」には本県から陸上競技に五名、水泳に三名、スケートに一名が参加
4 デモンストレーションとしてのスポーツ行事の実施
開催地都道府県から希望のある場合は、当該都道府県の範囲内においてデモンストレーションとしてのスポーツ行事を加えることができる。
資料2 正式競技総合成積算出方法