教育福島0145号(1990年(H02)02月)-015page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

(二) 常に施設設備の安全点検を行い、潜在危険の発見と除去に努める。また、家庭との連携を密にし、登降園時における事故防止に努める。

 

四、研修体制を確立し、研修内容の充実に努める

 

(一) 各園における研究課題を明確にし、組織的・計画的に研修を進めるとともに、地域ごとに共同研修体制を整え、連携を図りながら研究を推進する。

(二) 心身に障害をもつ幼児の保育の在り方について、研修を深める。

 

五、家庭や小学校との連携を密にし、小学校教育との関連を考慮した幼稚園教育を進める

 

(一) 地域の特性に応じて、保育参観や家庭訪問及び各種広報活動等を計画的に実施し、相互に幼児理解を深め幼児の望ましい発達を促すように努める。

(二) 幼稚園教育と小学校教育の相互理解が図れるような機会を積極的に設け、幼児の発達の連続生が阻害されることのないように相互の教育の関連について十分に理解する。

 

小・中学校教育

 

小・中学校教育

−総論−

−道徳教育−

−特別活動−

−生徒指導−

−へき地・小規模校−

−各教科の指導の重点−

 

総論

 

各学校においては、地域や学校の実態及び児童生徒の発達段階に応じ、新学習指導要領の趣旨を踏まえ、自校の教育課題の解決を自指した「特色ある教育課程」を編成し、全教職員の共通理解のもとに“適正に実施することが必要である。

特に、社会の変化に自ら対応できる心豊かな人間の育成をねらいとし、基礎・基本の徹底、自己教育力の育成、個性の伸長、徳育の充実、国際理解・情報化への対応等、教育課程の基準の改善において毒視された内容については、自校の教育活動に生かせるよう創意工夫することが望まれる。

県教育委員会では、重点施策として、「教育内容、方法の改善充実」「変化に対応した教育の充実」「生徒指導の充実」等を設定し、各学校での意欲的な実践を期待している。 本年度から道徳及び特別活動が全面実施されるとともに、新学習指導要領によることができるとされる教科についてはできるだけそれによるよう努めることとされているので、新学習指導要領の趣旨を生かした充実した学校教育を展開することが、各学校における最も重要な課題である。

本年度は、この課題解決を目指して次の点に努力することが必要である。

 

一、自校の教育課題の解決を目指し、新学習指導要領の趣旨を踏まえた教育課程の編成・実施に努めること

特に、次の視点を明確にして教育活動の展開を図ること

〇 一人一人の個性を重視した指導の充実

○ 基礎・基本の確かな定着

○ 体験的な学習や問題解決的な学習の展開

○ 個人差に応じた指導の充実

○ 主体的な学習態度の育成

 

二、新学習指導要領による道徳教育の全体計画、年間指導計画を作成し、自校の道徳教育の課題解決を図るための指導の充実に努めること

 

三、新学習指導要領による特別活動の目標・内容を正しく理解し、指導計画を適正に作成するとともに、特別活動の特質を生かした活動の充実に努めること

 

四、国際化、情報化等、社会の変化に対応できる能力を育成するとともに、郷土の文化と伝統を尊重する態度を育てるように努めること

 

五、移行措置については、文部省告示第三二号(小学校)、同第三三号(中学校)及び文部事務次官通達により、年間指導計画の自校化を図り、遺漏のないよう行うこと

 

各学校においては、日常教育活動の中で、これらを踏まえるとともに、以下に示す各教科、領域等の指導の重点を活用して、指導計画と指導方法の改善を図り、充実した教育活動を展開できるよう努力することが大切である。

 

道徳教育

 

新学習指導要領に基づく道徳教育の実施により「徳育の重視」の視点を明確にして道徳教育の充実を図り、児童生徒の望ましい道徳性を育成するため

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。