教育福島0149号(1990年(H02)09月)-013page
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1) 研究を通して教師自身の進路指導に対する考えが、三か年を見通しての計画・実践が重要であることが再認識された。
2) 生徒や保護者の進路に対する考え方が深まってきた。
○ 進路計画の必要性や、将来に向けての努力や意欲についての変容が見られた(資料6参照)
○ 進路の情報を収集し検討、照合することによって自分とのかかわりが個々の生徒に理解されてきている。
○ 保護者には子どもの進路選択に関して将来を見通すこと、子どもの特性等に着目すること、高校進学は将来の職業選択との関連で考える必要のあること等が認識されてきた。
3) 各学年の進路指導計画が整備され生徒の発達段階に即した指導がなされるようになった。
(2) 今後の課題
1) 新学習指導要領の趣旨を踏まえ、新たな全体指導計画と体験的活動を一層重視した計画の見直しが必要である。
2) 将来における自己実現を図る上からも評価を含め各時間における活動過程の工夫・改善が必要である。
(3) 平成二年度の研究の取り組み
複雑に変わっていく社会の中で、まず教師自身の意識の変革、社会の変化に主体的に対応できる生徒の育成が望まれる。そのため、学校生活全般の中で生徒の活動を見直し、自から進路の学習に取り組ませる実践を通してその実現を図っていきたい
1) 目的意識を高め自己実現を図るための評価の工夫
ア、教師側の評価
○指導計画 ○指導過程 ○指導の成果
イ 生徒に関する評価
○生徒個々の進路学習の結果に関するもの
○集団としての進路発達に関するもの(進路への関心・自己理解)
2) 生徒の実態に応じた進路発達課題一覧表の修正
授業実践の結果をもとに評価し、改善充実の方向で諸計画の見直しと目的意識を育成する手立てを今後も継続して研究を続けていきたい。
資料4 生徒の主体的活動の例 第2学年の「聞きとりによる発表」
学級の話し合い 代表者打合せ 取材 資料まとめ 発表 他生徒への意欲づけ 主題紹介
代表決定
短学活インタビュー計画
準備
放課後インタビュー
聞きとりのメモ
土曜日の午後発表の仕方
発表要項整理
放課後発表
発表補助取材体験の報告
取材の感想
授業後・放課後等・代表生徒2名(インタビュー・資料作成・発表)、グルーブの他生徒は資料作成・発表補助
・インタビュー計画・資料作成は、教師の指導により進める。
資料5 保護者の意識の変化
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資料6 進路に関する意識調査の結果
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