教育福島0149号(1990年(H02)09月)-020page

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東北大学が十四名、筑波大学が三名の減少となっている。

これらの大学への進学者で国立大学進学者の七十八・七パーセントを占める。

 

(六) 大学入学者選抜大学入試センター試験の志願者

平成二年度大学入学者選抜大学入試センター試験の志願者数は、男子二千二百八十七人(前年度二千百五十人)、女子千百七十一人(前年度九百二十一人)、計三千四百五十八人(同三千七十一人)で前年度より三百八十七人増加している。(県立高等学校長協会調べによる)

 

三、就職状況について

 

(一) 全般的な状況(表1、図1の2)、図2参照)

就職者は、男子六千百四十二人(五十一・八パーセント)、女子五千三百十四人(四十七・八パーセント)で、就職率は前年度に比して男子〇・三ポイント増加、女子一・七ポイント減少、全体で〇・七ポイントの減少となった。

学科ごとの就職率をみると、普通科、理数科で減少したほかはすべて増加した。男女別では、男子は農業・水産科、理数科で減少しかほかはすべて増加し、女子は普通科・工業科で減少したほかはすべて増加した。

また職業科全体の就職率は八十・七パーセントと、前年度に比し一・四ポイントの増加となり、六十一年度からの減少に歯止めがかかった。

就職者の実数では、普通科の四千七百七十七人が最も多く、就職者全体の四十一・七パーセントを占めている。

次に、就職進学者・就職入学者の計三百四十七人を含んだ就職状況をみると、男子六千百九十五人(前年度五千九百十四人)、女子五十六百八人(同五十七百四十四人)、計一万千八百三人(同一万千六百五十八人)となっている。

 

図2 就職者の県内留保率の推移(公立全日制)

(就職進学・就職入学者を含む)

(二) 産業別就職状況(就職進学者・就職入学者を含む)(表7参照)

 

(二) 産業別就職状況(就職進学者・就職入学者を含む)(表7参照)

製造業六千六十六人(五十一・四パーセント)、卸売・小売業二千四十一人(十七・三パーセント)、サービス業千七百三十人(十四・七パーセント)が例年どおり上位を占め、この三業種で全体の八十三・三パーセントを占めている。前年度より一・三ポイント減少した。就職構造面から、ここ数年間の傾向をみると、農業、水産業などの一次産業への就職率は、五十九年度以降一パーセントを下回り、減少の一途をたどっており、元年度は前年度と同じ〇・四パーセントとなった。

製造業などの二次産業では、五十四・八パーセントと前年度より一・二ポイント増となり、三年連続の増加を示した。

流通、サービス業などの三次産業では、四十四・七パーセントで、前年度比で一・三ポイント減少し、三年連続の減少となった。

 

(三) 地区別就職状況(就職進学者・就職入学者を含む)(表8・図2参照)

就職進学者、就職入学者三百四十七人を含めた全就職者一万千八百三人中、県内就職者は男子四千六十六人(六十五・六パーセント)、女子四千百二十八人(七十三・六パーセント)、計八千百九十四人(六十九・四パーセント)で県内留保率は前年度に比して〇・三ポイント減少し、四十九年度以降の増加傾向が止まった。

就職者の県内留保状況を学科別にみると商業科七十三・六パーセント、農業科七十二・二パーセント、家庭科七十二・八パーセントと高率を示し、普通科六十九・一パーセント、その他六十九・〇パーセント、工業科六十六・〇パーセントと続いている。

 

 

 


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