教育福島0154号(1991年(H03)04月)-004page
文化の窓
県立博物館企画展案内
東京国立近代美術館所蔵
「近代洋画の名作」
会期六月六日(木)〜七月七日(日)会場県立美術館
本展覧会は、東京国立近代美術館が平成三年二月一日から十月三十一日まで改修工事のため休館するのを機会に、日頃接することがむずかしい名画の数々を、日本各地で多くの人々に鑑賞していただこうという趣旨から企画されたものです。
今回は、東京国立近代美術館の所蔵作品の中から、洋画七十余点が出品されます。これらの作品は、今世紀初頭から現代にいたる近代日本の美術の流れをみるうえで大変重要であり、また作品としても高い評価を受けているものばかりです。
重要文化財に指定されている岸田劉生「道路と土手と塀(切通之写生)」、中村彝「エロシェンコ氏の像」の二点を含む名作によって時代順に構成される本展は、オリジナル作品を通して近代日本美術の流れを振り返ることができるまたとない機会となることと思います。
(主な作家)
黒田清輝、村山槐多、岸田劉生、中村彝、佐伯祐三、松本竣介、野田英夫、安井曾太郎、梅原龍三郎、香月泰男、岡鹿之助、菅井汲、中西夏之他
(観覧料)
一般・大学生820(660)円
高校生610(460)円
小・中学生410(300)円
※( )内は20名以上の団体料金
(休館日)
毎週月曜日
安井普太郎「金蓉」1934年
岸田劉生「道路と土手と塀(切通之写生)一九一五年(重要文化財)