教育福島0157号(1991年(H03)09月)-008page
正五位勲五等双光旭日章
故大内忠昭福島県教育長告別式しめやかに挙行
清廉にして知性溢れる人柄をしのぶ
たまのや斎苑における告別式
去る七月二十日急性呼吸不全のため死去した故大内忠昭福島県教育長の福島県教育委員会と大内家による合同告別式が、七月二十四日午後二時福島市黒岩たまのや斎苑で、しめやかなうちにも盛大に行われた。
葬儀委員長には福島県教育委員会委員長鳴瀬寛爾があたった。葬儀には、故教育長の遺徳をたたえ、佐藤栄佐久福島県知事、文部大臣代理崎谷康文地方課長、自治大臣代理自治省持永尭民事務次官など約千三百人が参列し、故教育長のありし日の清廉にして知性溢れる人柄をしのんでその冥福を祈った。
告別式は、葬儀委員長鳴瀬教育委員長の次頁に掲げる式辞ではじまり、故教育長が築いた国際化等の時代や社会の変化に対応した教育の充実、児童生徒の学力の向上を図る施策の充実、教員の資質向上のための研修の充実、ふくしま国体を目指した競技力の向上対策の推進等の業績をたたえたあと、故教育長の高邁な志を継いで、本県教育がますます充実向上するよう一致協力して努力することを誓うとあいさつを行い、ついで教育長職務代理者石井教育次長が、足の痛みを訴えられて入院されても教育行政の推進を念じつづけられていたと、ありし日のおもかげをしのびつつ、別掲のように告別の辞を述べ、参列者に大きな感銘をあたえた。
ついで、佐藤栄佐久福島県知事、崎谷文部省地方課長(文部大臣代理)、持永自治省事務次官(自治大臣代理)、望木県議会副議長(県議会議長代理)、大田福島県市町村教育委員会連絡協議会長、佐川福島県高等学校長協会長、戸田福島県小・中学校長会代表、井戸自治省同期生代表、友人代表西形健吉氏が、それぞれ、故大内教育長の遺徳をしのんで弔辞を捧げ、参列者の涙をさそった。
菊の花を献花する参列者