教育福島0158号(1991年(H03)10月)-021page
し何でも知っているふりをして答えてしまう。
・だまされないための六カ条
(1) 口のうまい調子の良い話にはのらない。
(2) 署名・捺印は慎重にしなければならない。
(3) 信頼できる人に相談する。
(4) 代金の支払は慎重に。
(5) 自分の財産のことを他人に軽々しく話さない。
(6) トラブルが発生したら公的機関に相談する。
三、相続に対する備えについて
(資料2・3)
「子孫のために美田を残すな」の諺があるとおりしっかりしたレールを敷いておかないと必ず争いがおこる。なお、遺言を作成する場合は専門家に相談した方が良い。
資料1 リスクに応じた商品群
(リスクの三角形)
資料2 相続分早見表
資料3 遺留分早見表
アンケート調査について
今後の講座運営等に役立てるために、参加者からアンケート調査を行いました。
その結果は次のとおりです。
(一) 受講者年齢別内訳
49歳以下 6.4% (20人)
50歳〜55歳 16.7% (52人)
55歳以上 76.9% (240人)
(二) 今後希望する講座内容
1) 健康管理 37.5%
2) 年金関係 37.5%
3) 生きがい 12.5%
4) 資産関係 12.5%
(三) 講座の日程について
1) 宿泊を伴う二日間の日程 75.4%
2) 日帰り二日間 18.8%
3) 一日の日帰り 5.8%
(四) 講座の会場について
1) 二ヶ所 68%
2) 三ヶ所 16%
3) 四ヵ所 12.3%
4) 一ヵ所以上 3.7%
調査の結果を見ますと全体的には高い評価をいただきましたが、細部の点では、会場設定の方法等検討すべき点もあり今後の課題と考えております。
また、希望講座は健康、年金関係等の要望が多いので、今後もこれらにそった内容を踏まえて実施する方向で考えております。
その他貴重な御意見をいただきました。アンケート調査の結果を踏まえて、今後なお一層喜んでいただける講座にして行くよう努めていきます。
おわりに
以上、ライフサイクルプラン講座の実施内容等について概況を紹介しました。
今や「人生八十年時代」は現実のものとなっており定年後の生き方についても、余生を送るものではなく、定年からの新しい人生を自ら創り出してゆかなければならないものといわれるようになっています。
この講座がその一助としてお役に立つよう念願する次第です。