教育福島0159号(1991年(H03)11月)-032page

平成四年度県立高等学校生徒募集定員決まる

全日制二万四千四百六十五人

　

田村高校に本県初の体育科を新設暫定増は実施せず

去る十月二十三日、県教育委員会は、平成四年度県立高等学校の募集定員を発表しました。

その主な内容についてお知らせします。

なお、各高等学校の募集定員数については次ページ表2のとおりです。

　

一、基本方針

　

(一)　平成四年三月の各地区の中学校

卒業者や志願の動向を考慮しながら、進学希望者を適正に受け入れるよう募集定員を策定する。そのために、地区ごとに臨時学級増の措置を講ずる。

(二)　学校の適正な配置並びに学科の編制については、県後期中等教育審議会からの答申・提言(昭和六十二年九月一日付及び平成二年三月二十二日付)に十分配慮する。

(三)　全日制の課程については、普通科等(普通科、理数科、国際文化科、文理科、英語科)と職業学科(農業科、工業科、商業科、家庭科、水産科)の募集定員比及び公立高等学校と私立高等学校の募集定員比は、おおむね現状を維持するものとする。

(四)　定時制の課程については、地域の実態並びに各学校の志願状況に配慮する。

(注　平成四年三月の中学校卒業見込者数は三万一千九百五十八人で前年度比百七人の増です。)

　

二、募集定員

　

全日制　二万四千四百六十五人(前年度比百三十七人の減)

定時制　四百二十人

単位制　百二十人

通信制　五百人

なお、定時制、単位制、通信制は前年度比増減はありません。

また、これまで実施してまいりました暫定増は実施しません。

　

三、新設学科

　

1)　体育科　田村高校

2)　会計科　郡山商業高校

3)　情報会計科　喜多方商業高校

　

四、学級増等

　

臨時学級増、学級減、基準学級への復帰等の状況については表1のとおりです。

＊　十月二十三日に県庁内記者クラブで行われた募集定員発表の際、特に「各学校においては、保護者と緊密な連携を図り、生徒の興味・関心、能力、適性の的確な把握に努め、適切な進路指導に万全を期されるよう切望する」との教育長談話が述べられました。

　

表1　平成4年度県立高等学校生徒募集における臨時学級増、学級減、基準学級への復帰、学科新設、募集停止の状況

課程	学校名	臨時学級増	学級減	基準学級への復帰	学科新設	募集停止	備考
全日制	福島商業	商業科1学級
	福島西女子	普通科1学級
	福島北	普通科1学級
	郡山商業				会計科2学級	事務科2学級
	田村		普通科1学級		体育科1学級
	喜多方商業		商業科2学級		情報会計科2学級
	磐城			普通科1学級
	磐城女子			普通科1学級
	湯本			普通科1学級
	原町			普通科1学級
	計	3学級	3学級	4学級	5学級	2学級

　

○引き続き臨時学級増する学校の状況

課程	学校名	臨時学級増
全日制	福島	普通科1学級
	福島女子	普通科1学級
	福島東	普通科1学級
	安積	普通科1学級
	安積女子	普通科1学級
	浪江	普通科1学級

　

〈まとめ〉

1 臨時学級増(基準学級との比較)　9校　9学級

2 基準学級への復帰　4校　4学級

3 学級減　1)学科新設によるもの　2校　3学級

2)募集停止によるもの　なし

4 募集停止　学科転換によるもの　1校　2学級

5 学科転換　3校　5学級

6 暫定増　なし