教育福島0165号(1992年(H04)09月)-002page
こころ豊かに
〜自然がいっぱいのびのび学習〜
灼熱の太陽の下で
−県立会津農林高等学校−
秘境沼沢湖を眼下に、37ヘクタールの学校演習林があります。毎年林業緑地科の生徒を中心に、植栽、下刈り、測量、森林調査等の実習を行っています。
灼熱の太陽の下での実習はきつい。しかし将来の美林に思いをはせ、また自然保護の一翼を担っている自負心に支えられながら、今日も精一杯がんばっています。
窯元で手びねりに挑戦
−会津養護学校竹田分校−
本校は年2回の遠足を計画し、春は「郷土を知ろう」を目標に近郷近在の名所旧跡をたずね、秋は大自然の中で芋煮会などみんなで楽しい一日を過ごすようにしています。
中学部は今年、会津本郷町の資料館や焼物館を見学し、名勝白鳳山で昼食後、いよいよ本郷焼の窯元で手びねりに挑戦しました。悪戦苦闘の末、思い思いの作品の完成を見て、傑作とまではいかなかったが良い体験学習が出来たことに充実感を味わいました。
自然の中で
−小高町立小高中学校−
平成4・5年度の2年間、文部省より勤労生産学習推進校の研究指定を受けました。土を耕し、草を取り、育苗するなどの生産活動をそれぞれの学年で計画し、各学級が創意を生かした活動に取り組んでいます。
手にマメをつくりながら、少しずつ育っていく苗に喜び、励まし合うなど、生き生きとした生徒たちの活動の場から、新しい感激と連帯感が芽生え始めました。