教育福島0165号(1992年(H04)09月)-021page
千二百七十一人(同千百九十九人)、計三千八百六十二人(同三千五百五十七人)で前年度より三百五人増加した。(県立高等学校長協会調べ)
三、就職状況について
(一) 全般的な状況(表1、図1の2)、図2参照)
就職者数は、男子六千五十八人(48.7パーセント)、女子五千二百六十五人(45.3パーセント)、計一万一千三百二十三人(47.0パーセント)である。就職率は前年度に比して男子は3.1ポイント、女子は1.5ポイントとともに減少し、全体では2.4ポイントの減少となった。
学科別の就職率をみると、すべての学科で前年度に比して減少した。
男女別では、その他の学科の女子が増加したほかはすべて減少した。
また職業学科全体の就職率は76.2パーセントと六十年以降最低となった。
就職者の実数では、普通科の四千五百八十五人が最も多く、就職者全体の40.5パーセントを占めている。
次に就職進学者・就職入学者の計二百九十二名(前年度三百五十四人)を含めた就職率は48.3パーセント(前年度50.9パーセント)となっている。
(二) 産業別就職状況(就職進学者・就職入学者を含む)(表7参照)
製造業五千六百七十九人(48.9パーセント)、卸売・小売業、飲食店千九百九十六人(17.2パーセント)、サービス業千九百十人(16.4パーセント)が例年どおり上位を占め、この三業種で全体の82.5パーセントを占めている。前年度より0.7ポイント減少している。
ここ数年間の傾向をみると、農業、漁業などの一次産業への就職率は、五十九年度以降1パーセントを下回り、三年度は0.3パーセントと前年度より0.1ポイント減少した。
製造業などの二次産業では、53.5パーセントと前年度より1.4ポイント減少した。
流通・サービス業などの二次産業では、45.6パーセントと前年度より0.7ポイント増加した。
(三) 都道府県別就職状況(就職進学者・就職入学者を含む)(表8、図2参照)
就職進学者・就職入学者二百九十二名を含む全就職者一万一千六百十五人中、県内就職者は男子四千三百八十三人(71.7パーセント)、女子四千二百二十人(76.7パーセント)、計八千六百三人(74.1パーセント)で、県内留保率は前年度に比して2.0ポイント増加し、四十九年度以降最高を示した。
就職者の県内留保状況を学科別にみると、家庭科77.5パーセント、商業科77.2パーセント、農業.水産科75.3パーセント、普通科74.3パーセントなどとなっている。
図2 就職者の圏内留保率の推移(公立全日制)
(就職進学・就職入学者を含む)