教育福島0167号(1992年(H04)11月)-004page
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文化の窓
県立博物館第四回企画展
「発掘ふくしま」
会期平成五年一月十六日(土)〜三月二十一日(日)会場県立博物館
近年、本県においても大規模な発掘調査が実施され、多くの成果があげられています。展示では、これらの調査により明らかにされた新しい事実を出土品などによって紹介し、本県の原始・古代史像に迫ります。
展示テーマは次のとおりです。
1)福島最古の人類を求めて
近年の発掘調査によって、福島県における人類の歴史は十万年を遡るものであったことがわかりました。新発見の石器類を展示し、福島県最古の人類の活動を紹介します。
2)よみがえる縄文のムラ
飯舘村真野ダム建設関連の調査で出土した資料、三島町荒屋敷遺跡の出土資料を中心に展示し、縄文時代人の生活の様子を紹介します。
3)米作りのはじまり
弥生時代の水田跡の発見例などから、初期の稲作農耕の特徴を紹介します。
4)東北最古の古墳
会津盆地における近年の調査例などから、東北地方の古墳時代の幕開けとその意味を考えます。
5)王者を支えた人々のくらし
郡山市で調査された古墳時代の集落遺跡から出土した資料を中心に展示し、当時の人々の生活ぶりを紹介します。
6)窯業生産のルーツ
窯業生産のルーツを、会津若松市大戸窯跡群や新地町善光寺遺跡から出土した資料によって探ります。
7)明らかにされた古代の製鉄所
相双地区の調査で明らかにされた平安時代の鉄生産の様子を紹介します。
福島県最古の遺跡福島市竹ノ森遺跡石器出土状況
三島町荒屋敷遺跡出土カゴ
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